
ただいま「雨季」のタイ。
そんな雨季に起こった『恐怖の体験談』です。
2分くらいで読める内容です。
雨季のカオヤイは”ぬかるみ”注意!
あれは、「雨季」ど真ん中の8月、
車でカオヤイ旅行へ行った時の事です。
周りは山、山、大自然のカオヤイ。
いつもより少し長めのスコールが、やっと止んだので、
夕飯後コンビニへ行くことにしました。
買い出しを無事終えて、ホテルに戻るわけなんですが
行きに通った道がデコボコ道すぎて
気分が悪くなったので
”違う道で帰ろう”と言う事になりました。
それが今回の『恐怖体験』の始まりです。
「カオヤイカントリークラブ」
というゴルフ場を抜けた林道です。
奇跡的に写真がありました。
こんな道に迷い込んだのです。
この”赤茶色”の土を見るだけで
ゾッとします。
「きっと、ここを抜けるとホテルなんじゃない?」
なんてのんきに話しながら
小さな水たまりをいくつも避けつつ車を進めていたら、
突如あらわれた大きな水たまり!!
「深いんじゃない?」
「いや、見た感じ大丈夫そうじゃない?」
と、水たまりを突っ切ろうか迷いましたが
不安なので、やっぱり引き返すことに。
「え、、嘘、、」
「バックできない!」
ぬかるみにタイヤが歪んでしまって
前にも後ろにも動かない・・・。
アクセル踏んでもタイヤは空回りするだけ。
アクセル踏むたびに、赤茶色の土が
ザーッっと窓ガラスに飛び散ります。
もうそれは、”ホラー映画”のように。
「アイス買わなくて良かったね」とのんきな息子。
いや、それどころじゃないけど笑
でも、その言葉で場が少し和みます。
心臓はバクバクですが・・・。
ヤバい、エンジン止まったらどうしよう。
大きな蛇とか、動物とか出てきたらどうしよう・・。
真っ暗な林の中に取り残されてしまった。。
”キィー” ”フーフー”
得体の知れない動物の鳴き声が、
さらに恐怖感を増す!
ホテルに頼むしかない!
ホテルに連絡すると、ホテルの人は、とても親切で
「あーあのカントリークラブのとこね!」
と、すぐに分かってくれました。
とりあえず、私たちがここにいる事を知ってもらえた。
そして、英語が通じたのも心強かった!
だけど、レスキューできる人が今いないとかで
すぐには来れないらしい・・。
レッツ脱出作戦
自分たちで何とか脱出できないか・・。
携帯が使えたこと、それとフル充電しておいて良かった。
”ぬかるみ タイヤ 脱出”でググってみる。
ゆっくりと車を前後に動かしてみる。
タイヤの下に洋服など布切れを置く。
見事に何度も空転させてしまっていたため
タイヤがスコップのように地面を削っていました。
車から降りて、タイヤの周りを確認。
ふくらはぎ近くまで足が沈む。
タイヤの周りの土を手でよけてみる。
そして私が運転席に座り、ゆっくりアクセルを踏む。
「せーの!」で
夫が車を押してみる。
赤茶色の土が、またホラー映画の様に飛び散るだけ。
ビクとも前にも後ろにも動かない・・。
地道に車を前後に動かす。
この作業を何度も繰り返す。
体感にして1時間弱。
すると!
一瞬タイヤと地面の摩擦力が上がったので
そこから素早く前進とバックを繰り返して
何とか抜け出せたのです!
ホテルの人の優しさが沁みる
林道を何とか抜けた後
車の中にあったペットボトルの水で
土まみれの手足を洗います。
フロントガラスが見えないほど
土だらけだけだったので、それも拭きます。
やっとの思いでホテルに到着すると
ホテルの人が心配で待っていてくれました。
そして、土だらけの車を一緒に洗ってくれました涙
時間は真夜中の1時くらいでした。
その優しさがとても嬉しくて。
そうゆう”恐怖”のあとだったので
余計に優しさが沁みました。
タイの人は、やっぱり温かいなぁ。
まとめ
文章で”恐怖”を伝えるのは難しいですが
12年タイに住んでいて、かなりの『恐怖体験』でした。
大雨の時の運転は、もちろん怖いですが
”大雨の後”の運転も注意しなければいけないと
この時思いました。
特にカオヤイなどの大自然な場所は
舗装されていない道が多いので
注意しなければいけません。
山道じゃなくても、
舗装されていない道だらけですからね。
今でも、”赤茶色”の土を見ると思い出します・・。