バンコクからサワディーカー!
バンコク在住14年のブリ子です。
観光大国タイでは、何事にも値段交渉がつきものです。
それは詐欺でも同じ(笑)。
私が14年間で経験した詐欺体験を5つ紹介します。
「もうギャグか!」ってくらいの内容もあり、笑える話から驚く話まで様々。
みなさんも出くわすかもしれないので、心の片隅に置いておくと防げるかもしれません。
興味のある方は読んでみてください。
タイで私が体験した詐欺体験5つ
タイは微笑みの国で、確かに人々は本当に優しいです。
でもその反面、長く住んでいると色々な嫌な経験や教訓もあります。
信号過ぎた辺りに警察官が待機してる
夫が車を運転中に、1度だけ警察に捕まったことがあります。
黄色信号で通り過ぎたと思ったら、すぐに赤信号に変わってしまいました。
警察官は、スピード違反や信号無視を取り締まるために待機しています。
時には信号機を操作していることも。
違反すると、脇からひょっこり現れて、罰金という名の「お小遣い」を要求してきます。
警察官は「警察署に行くともっと罰金を取られるから、ここで解決した方がいいよ」
とアドバイスしてきます。
で、その”お小遣い”の金額なんですが、最初は1000バーツくらいを要求。
だけどここはタイ、違反金も値切り交渉可能です。
実際に警察署に出向くともっと多くのお金を取られたり、時間もかかってややこしいので、
その場で解決する方が良いこともあります。
最近遭遇した超新手詐欺!
色々考えてくるわーとちょっと感心した出来事が。
1か月ほど前、夫がバンコクのスクンビットエリアを運転していた時のことです。
信号待ちをしていると、2人乗りのバイクが隣にいました。
何か言ってきたので、夫は窓を開けました。
「車を後ろにバックしろ」と彼らが言うのです。
最初、夫は意味がわからずでしたが、不審に思いつつも、
夫は彼らの指示に従って車を少しバックさせました。
すると突然、その2人が「ギャー」と騒ぎ始め、
「君の車のタイヤが私たちの足の上に乗っている」と叫びました。
周りの人たちにも「ほらほら見て!」と大騒ぎ。
車を停めて2人の足を見てみると、確かにタイヤの跡があり、
2人は足を引きずりながら痛がっていました。
でも、タイヤの跡は最初からついていたのかもしれません。
夫が言うには、あの状況で足の上を車のタイヤが乗るのは考えにくいと。
夫が「警察に行こう」と言うと、
彼らは「警察は行きたくない。今から病院行くから治療費を払って欲しい」と言いました。
はい、キター。
目的はきっとこれですね。
ドライブレコーダーも見ようとか色いろ話が出たみたいなのですが。
でも、悔しいですが、ここは交渉です。
「いくらかかるの?」と聞くと、「4000バーツ」と言われました。
夫が「4000バーツは今持ってない」と言うと、3000バーツになりました。
受け取る手がすごく震えていたそうです。
こんな新手の詐欺には本当に驚かされましたが、冷静に対処することが大切だと改めて感じました。
怪しいアラブ系のおじさん
これ、よく聞くと思うんですが、通称「お金見せてくれおじさん」
バンコクの街中に出没するこの男は、カップルで行動していることもあるようです。
手口はシンプル。
「日本に行くから日本円を見せて」と言って、
見せたら気づかないうちに数枚抜き取られるというもの。
実は、私もこの手口に似た詐欺に遭遇したことがあります。
数年前、セントラルエンバシーでの出来事です。
パイロットっぽい服装の男性が近づいてきて、
「あなた日本人?私はパイロットで、日本から今日バンコクに到着した」と話しかけてきました。
そして、「タクシーに乗りたいんだけど現金がなくて」と。
もう怪しさ満開で、「おー、そうか、すぐ下に両替所がありますよ」と案内しときました。
どういう手口で詐欺を働くのか、もう少し付き合って聞いてみればよかったかな。
「あなたの額には」と近づくおじさん
これも数年前の出来事です。
ある日、ショッピングモールで1人で携帯をいじっていたら、
突然インド系の男性が近づいてきました。
「あなたの額の中心に幸運が見える」
「ここ、ここ」とおでこの中心部分を指さしながら。
言葉には脈略がなく、何を言っているのかよくわからない。
とりあえず聞き流していました。
その後、彼は何かを言い続けながらどこかへ消えて行きました。
私はただの通りすがりの出来事だと思っていましたが、
つい最近、友達も同じようなことを経験したと言ってきたからビックリです。
同じ人物なのか、何を狙っているのか、とても不思議。
その人物は特に何かを要求することなく、去っていったようです。
彼の目的は一体何だったのでしょうか?謎が謎を呼ぶ出来事でした。
タイの物乞い事情を知ってしまったあの日
私がバンコクに住み始めた頃の話です。
道端に座り込むホームレスたちを見ると、心が痛みました。
小さな子連れの母子には特にです。
いつも決まった場所に座っている母子がいました。
ある日、100バーツを握りしめ、前に置いてある紙コップに入れようとしたその瞬間!
その母子は立ち上がりました。
と、その変化に驚きました。。。
今までの雰囲気とは変わって、
「あ~疲れた、仕事おわり~」みたいな感じで、まるで店じまいするかのような様子でした。
そこで初めて、物乞いも「商売」なんだということを知たのですね。
特に女性と幼い子どものセットなら、同情されやすく、
知らない人はお金をあげてしまうのでしょう。
その母子が本当の親子なのか、それともお互いがビジネスパートナーなのか。
そして、収入の一部は組織的なボスに徴収されるのだとも聞きました。
その日、私は物乞いの裏側にある事情を知って、なんかショックでした。
まとめ
それぞれのエピソードは、一人でいるときに声をかけられることが多いんですよね。
話してみると、私も色々な体験をしてきてるなーと感じます。
まだまだ他にも話があるんですが、今回はその中から5つの体験をシェアしました。
悔しい場面もありますが、運が悪かったと開き直るしかない時もあります。
現地の習慣やルールに従った方が、事態がスムーズに進むこともあるからです。
これらの体験談が、皆さんの何かの役に立つものになれば嬉しいです。
タイは色んな意味で驚きがいっぱいの国!
それでは、また!
\QRコード読み取るだけの海外データーeSIM/