
バンコクからサワディーカー!
バンコク在住15年ブリ子です。
タイのシリキット王太后が2025年10月24日に崩御されました。
2016年にプミポン国王様が亡くなったときのことを思い出すと、
今回もバンコクの街は少し特別な空気です。
黒い服を着ている人が増えていたり、モールの雰囲気もいつもより落ち着いています。
在住15年で王室の訃報に触れるのはこれで2回目。
今日は、そんな今のバンコクの様子や、街で見かけた光景、
「どんな服を着たらいいの?」という内容まで写真と一緒にお伝えします。
バンコクの街で見た「黒」の風景

街中を歩く人は、ほとんどが黒か黒っぽい服装です。
というのも、2025年10月24日、シリキット王太后が崩御され、
街が静かに哀悼ムードに包まれているからです。
シリキット王太后ってどんな方?
1932年生まれ。
1950年にプミポン国王(ラーマ9世)とご結婚。
タイシルクの普及や農村支援など、国民の暮らしに寄り添った活動をされていてた。
お誕生日の8月12日は「母の日」として祝われていて、まさに“国民のお母さん”という存在でした。
服装も街並みも、控えめトーン

モールのマネキンも黒一色。
お仕事で色のある服しか着られない人は、胸や腕に黒いリボンを付けていたりします。
(リボンはマーケットで売ってるし、自分で買って作る人も)
タイでは、今回の訃報を受けて服喪期間が発表されています。
政府関係のお仕事をしている人たちは、これから1年間、黒い服で過ごすことになっています。
一般の人たちは90日間、黒やグレーみたいな控えめカラーが推奨されます。
我が家の子が通うインターのハロウィンイベントもあるにはあったけど、色指定がありました。
街中の電光掲示板には王太后の肖像があちらこちらに。
街中の看板の装飾もいつもより静かなトーンです。



2回目の「王室の喪」を経験して
バンコクに暮らして15年、王室の訃報に触れるのはこれで2度目。
2016年にプミポン前国王が崩御されたときは、
本当に街全体が黒に染まり、ニュースキャスターも黒服。
私のタイ人の友達は全員、王宮前の葬儀に足を運んでいました。
あのときタイに来て5年目くらいで、
「国全体で喪に服す」という文化を初めて体験したのでした。
では、また!