【海外移住14年】タイで子育て。あの頃と今、タイに住んで感じることの違い。

バンコクからサワディーカー!

バンコク在住14年のブリ子です。

この前、住んでいるコンドミニアムのエレベーターで

中学生くらいのイギリス人の子と一緒になったんですね。

ロビーに着いてドアが開いたら、

降りる時にスッと自然に手を出して「お先にどうぞ」ってしてくれて。

その自然な仕草に、さすが紳士の国だなぁ~と☆

小さい頃からこうやって教えられてるんだな~って、感動しました。

 

最近、同じ時期にバンコクに移住した友人たちと久しぶりに話す機会がありました。

「あの頃はこんなだったよね!」なんて盛り上がりつつ、ふと気づく。

移住当初の自分と今の自分、全然違うなって。

子どもが小さかった頃は、目の前のことで精一杯。

それが今では、成長した子どもたちを横目に、学校のこと、将来の進路、

そして自分たちのこれからの暮らし――

子どもたちと共に歩んだ14年間で、見える景色や感じることはずいぶん変わった気がします。

そんな14年分の思い出や変化を振り返りつつ、タイ生活のリアルな今を書いてみました。

タイ移住を考えている方や、海外生活中の方、小さな子どもと奮闘中の方にも、

未来を想像しながら共感したり参考にしてもらえれば嬉しいです。



移住当初の生活を振り返る

バンコクに移住したのは、長女がまだ2歳の頃。

長男はまだお腹の中にもいない時期でした。

異国の地で迎えた新生活は、毎日が新しい挑戦の連続!

タイの暑さ、言葉の壁、文化の違い――。

どれも私たち家族にとっては未知の領域。

スーパーでの買い物ひとつにも落ち込んだりしつつ。

特に慣れなかったのが交通事情です。

バイクが縫うように走る道路を前に、「どうやって渡るの?」と立ち尽くしてしまう日も。

そして、タクシーに乗った瞬間にメーターを消された事も何度かあります。

子どもを抱えて仕方なく言い値で乗ったけど、すっごく悔しかったなぁ。。。

「これも自分たちで選んだ道だから!」と自分を励まして乗り越えたのを覚えています。

それでも、タイ人の優しさや日本人の友達の助けに何度も救われました。

「ここでなんとかやっていける!」と思える瞬間が少しずつ増えていき、気づけば14年です。


14年後の今、感じること

14年後の今、子どもたちはすっかりティーンエイジャーに成長。

子育ても「あの遊び場で遊ばせると喜ぶ」から、

「どんな進路を選ぶのがいいのか」へと、親として支える内容が大きく変わっています。

「この環境でどんな未来を描けるのか」を考える日々です。

タイでの子育ては、振り返れば本当に充実してて楽しかった。

遊び場や家族向け施設も豊富で、週末のお出かけ先に困ることはほとんどありませんでした。(自家用車の存在に感謝)

親自身も子どもを通じて多国籍の友達にいっぱい出会えたし、

色んな行事に参加したり、まるで親子留学してるかのようで。

沢山の経験をさせてもらいました。

あの頃と今、変わったものもあれば、変わらないものもあるバンコクの生活。

それに合わせて、自分自身も少しずつ変化し続けているんだなと感じます。

家族だけの生活と繋がりへの想い

バンコクでの生活は、面白いことや新しい発見にあふれている一方で、

日本との違いから「足りない」と感じる部分もあります。

私たちはタイに住んでいるけどタイ人ではない。

家族以外に血縁者がいない環境。

英語が上達したり、毎日がちょっとした海外旅行みたいな非日常感が楽しい反面、

生活にはどこか「ワンマン感」が漂います。

家族全員で一致団結しているようで、ふとした瞬間、孤独感がじわっと顔を出す時があります。

たとえば、ここでの私たちの生活では、子どもたちが影響を受ける大人の存在が限られています。

親や学校の先生がそのほとんどを占めるのですが、多国籍の環境ならではの文化の違いもあって、

日本の学校みたいに「ちょっと近くて頼れる存在」って感じとは少し違います。

なので、親としての役割が一層大きくなります。

心に響くダルビッシュ選手の言葉

私の好きな言葉に、メジャーリーガーのダルビッシュ選手が20歳の頃に語ったものがあります。

「40歳で落ちぶれた自分が、神様に一度だけ20歳に戻してもらったとしたら、

今この瞬間に全力を尽くすはずだ」と想像する、という話です。

そんな想像をしてみると、今の時間の貴重さを改めて感じます。

もし私が今より20年年を重ねていて、そして今に戻ることができたとしたら。

やっぱり同じように、目の前の瞬間をもっと大切にするんだろうなって思います。

まとめ

話すって本当に大事だなと、改めて感じます。

誰かと話すことで自分の気持ちが整理されたり、

相手の視点から新しい刺激を受けたりして、「あ、こんなふうに自分は感じていたんだ」

と気づかされる事があります。

何気ない会話の中で、自分の中からするすると感情が出てきて、自分でも驚く瞬間があるのが面白い。

人生100年時代なんて言いますけど、

実際に元気に動ける時間がどれくらいあるかなんて分からないもの。

だからこそ、今の行動や選択が数年後にどう繋がるのかを考えるようになりました。

こんなふうに未来を意識する気持ちは、

タイに来たばかりの頃の自分には想像もできなかったことだなと思います。

これからもずっとバンコクで暮らすのか、それとも別の場所に移るのか。

それはまだ分かりません。

でも、ここで過ごした日々は、私たち家族にとってかけがえのない財産!

これからもバンコクでの暮らしや感じたことを発信していくので、

またふらっと遊びに来てください。

では、また!