【一時帰国の日記】京都の老舗『薫玉堂』へ。タイと日本、それぞれの香り

バンコクからサワディーカー!

バンコク在住14年ブリ子です。

 

実はわたし、お香が大好きでして。

タイではそこら中でお香が売られていて、ちょっと歩けば、

スパイシーでエキゾチックな香りがふわ〜ん。

インド系のお香もよく見かけるし、気分によって香りを変えてます。

そんな私が今回、日本に一時帰国したついでにずっと気になっていた

京都の老舗お香専門店『薫玉堂(くんぎょくどう)』へ行ってきました!

400年の歴史が香る、京都『薫玉堂』

京都・西本願寺のすぐ近くにある「薫玉堂(くんぎょくどう)」は、

文禄3年(1594年)創業の老舗お香専門店。

もともとは、本願寺に出入りする薬種商として始まり、

やがて仏前用のお香を扱うようになったのがはじまりだそうです。

それが今では暮らしの中で楽しめるおしゃれな香りアイテムも大人気。

400年以上にわたって受け継がれてきた、京都の香りの伝統です。

薫玉堂の店内は、“京都っぽさ”満点

さすが京都、さすがお香の老舗。

お店の外観からして、もう渋くて素敵です。

色味も建物のかたちも落ち着いてます。

中に入ると、ふわ〜っとやさしい和の香りが広がってて、それだけでもう癒される…!

1階は、お寺でのお勤めとかに使うような線香や香木、焼香なんかが並んでて、歴史を感じる雰囲気。

2階に上がると、練香とか匂い袋、香炉、部屋焚き用のお香など、

ふだんの暮らしに使えるアイテムがたくさんあってワクワクします。

薫玉堂のお香は、数十種類あって名前もとっても粋なんですよ。

たとえば『美山のレンゲ』『大原のコスモス』なんて、京都の地名から付けられていて、

情景がふわっと浮かんでくるよう。

なかでも人気の『堺町101』。

これ、薫玉堂の住所なんです。

所在地を商品名にしちゃうセンス、なんかおしゃれですよね。

地元愛というか、京都っぽい遊び心というか…。

店内には小さなお庭もあって、ふと目に入るその風景がまた素敵です。

こういうさりげない演出に、あぁ京都だなぁって感じます。

まさに“はんなり”する空間。

店員さんも、とても親切でした。

気になったお香は全部試させてくれたし、「どんな香りがお好きですか?」って聞いてくれます。

甘め? さっぱり? 軽め? 辛め? ― いろんな香りの特徴があって、選ぶ時間も楽しい。

タイでお香を買う時って、ラベンダーとかジャスミンとか、香りの名前だけで選んでたけど、

ここでは香りのニュアンスをちゃんと感じながら、自分の“好き”を探せる。

そんな時間も含めて、じっくり香りを楽しめるお店でした。

結局、あれこれ迷いに迷って…

「朱」と「藍」の2種類のお試しセットを購入しました。

この色味、なんか日本のパスポートみたい笑。

有料だけど薫玉堂のシンボルマークが描かれた紙袋がまたカッコいい!

これはちょっと、手土産にしても喜ばれそうなやつです。

あと、香り付きのしおりも買っちゃいました。

読書中、ふわ〜っと香るのが楽しみ。

薫玉堂(くんぎょくどう) 基本情報

  • 住所:〒600-8349 京都府京都市下京区堺町101(西本願寺のすぐそば)

  • 営業時間:9:00〜17:30

  • 定休日:不定休(※お出かけ前に公式サイトでご確認を)

  • 電話番号:075-371-0162

  • 公式サイト:https://www.kungyokudo.co.jp

 

目の前には西本願寺があります。

まとめ

今回、ちょっと格上のお香に出会ってしまいました。

普段使いにはちょっともったいないくらい…だけど、読書タイムとか、

リラックスしたいときにふわ〜っと香るだけで、贅沢な時間になります。

お香だけじゃなくて、しおりや匂い袋など、

いろんな“香りの楽しみ方”があって、新しい発見もたくさん。

和の香りに興味がある方は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。

ではでは、また〜!